# 02

第二回目は、なごやかにお茶から始まりました。

中心となるアトリエは美術館の最上階、3階(日本の4階)にあり、階段の踊り場に大きなテーブルが置かれて共通スペースとなっています。ここにはコーヒーが用意されていて、お茶やランチ、雑談の場所になるようです。

それから、各自のアトリエに分かれて少し話し合い。
アトリエにはタピストリー・テキスタイル・ストラクチャーの三種類があり、それぞれに、シェフと責任者と三名の研究生が属しています。わたしの所属はテキスタイルで、同じアトリエのほかの2名はフランス人です。この助成は、審査員が応募者の書類を見て判断するシステムのため、応募者がアトリエを選択することができません。でも待遇や設備に差があるわけではありませんので、どのアトリエに所属しても各自の制作には影響しない気がします。


次に館内の図書室へ移動しました。

図書室はとても小さい部屋ですが、かなりテーマが絞り込まれていることもあって、見たことのない本が沢山で興味深いです。ここで制作する人は貸し出し可能とのこと。借りられる冊数も期間も曖昧なところがゆるやかです。



午後には、このセンターからちょっと離れた場所にある別のアトリエへ。
ここがかなり広くて感じがいいのですが、冷暖房がないので冬はちょっと厳しそうです。設備はほとんどなくて、シルクスクリーンも結構前から出来ないらしく、ほかにもアトリエ探さなくてはならないかもしれません。

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